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2020年6月30日 (火)

「なんらかの偶然」

岸本佐知子さん新作のタイトルです。嘘です。真に受けないでください。

ワタクシの大好きな翻訳家、といっても翻訳作品はほとんど読んでいません。岸本佐知子さんのエッセイというのかオリジナルの文章が、奇妙に微妙にずれているようで面白くて、ついつい引き込まれてご飯食べるのを忘れて読みました。

とりあえず3冊。「ねにもつタイプ」「なんらかの事情」「気になる部分」。

新作はいつ出るのか、と松友無しに、違う待つともなしに待っていたら「ひみつのしつもん」が出てました。

それっ。

図書館で予約をしようとしたら30数人待ち。ほとぼりが冷めてから借りよう、と思ったのは2月頃でした。

コロナ吹き荒れ、あっという間に図書館が閉鎖され、予約も受け付けなくなって4ヶ月。

そろりそろりと図書館再開しましたが、予約待ち状況は4ヶ月前のまんま。まだしばらく読めません。ワタクシ基本的に本は図書館で借りて読みます。

買いたいな、とは思うのですが、狭いおうちは処分できない本でいっぱいになってます。

世の中には、本がほとんど無いウチと、本だらけのウチとがあって、中間には読まない本を飾っているウチがある……嘘です。真に受けないでください。

で。

なんらかの偶然とは。

あることが気になっていると、関連した別のことが不意に顔を出すことを、シンクロニシティとかセレンディピティとかいうんでしたっけ。セレンの方は「幸運」も一緒らしいので違うかな。シンクロの方も「意味のある」偶然の一致らしいので違うかな。

意味なんぞないです。強いて言えば潜在意識にコロナが巣くっていたとか。

脳みそがくたびれてくると、ワタクシはマンガを読みます。マンガ好きです。マンガを読むのを読書というと怒る人が時々いますが、ワタクシには、文学書もエロ本もマンガも全部読書です。(エロ本は巣ごもり中にまとめて捨てました。万一の事態が起きて後片付けをしてくれる人に「むっつりすけべ」とか言われとうない……)

ハガレンの作者荒川弘さんに「百姓貴族」というギャグマンガ(と言ってしまっていいか)があります。北海道が舞台の農業マンガです。近頃は脳みその回復用にこれを繰り返し読んでます。

で、4巻を読んで気がつきました。39ページに北海道が舞台のテレビCMの話。

牧場の真ん中に女性がたって商品のアピールをしている。背景で放牧中の牛さんが尻尾をぐぐぐっと持ち上げる。

状況説明文:「牛が便意を催しているではありませんか!!!」

そして「しむらーっ、うしろうしろーっ!!」の叫びが。

何度も読んでいたはずなのに、こんなセリフがあったことを覚えていませんでした。

しむらーっとは志村けんさんのことです。訃報を聞かないですんでいたなら、またしても読み飛ばしていたことでしょう。

それから。

図書館が再開されて、お預けをくらっていた東直己さんの本をまとめて借りてきました。

その中に受験生を主人公にした話がありまして、といってもいわゆる青春小説ではありません。北大めざしている主人公は受験参考書をこなしながら年上の女性と酒飲んだりいいことしたりしてます。

「不良学生」がいい気になにやってんだ、といいたくなりますが、そういう話ではなくて、ほんとの主人公は脇にいるあの人たちじゃないのぉ……

「ススキノ、ハーフボイルド」2003年7月発行。

受験参考書の出題例が大学実名付きであちこちに出てくるのですが、今回の騒ぎで全国的に有名になっちゃった大学名も出てきまして。

曰く「北海道の旅行者の中では、この大学はちょっと有名だ。」云々が15行分。

このくだりも世が世なら、多分読み飛ばしていたでしょうね。コロナのおかげですっかり頭にはいっちゃいました。覚えておかなくていいことです。さっさと忘れます。

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