たいへんご無沙汰&サンフランシスコの思い出がそろそろ1年前のことになりつつある今日この頃、毎度のことながら貧乏ヒマなし状態でありまして、1月にサンフランシスコで何をやってたんだか、記憶がとっちらかっています。
年内には終わらせねば。
サンフランシスコ5日目(2018.1.3)です。この日は一人でお散歩しました。
おばちゃんといえども来訪2度目ともなれば進化するのですよ。土地勘と英語力を身につけて、おばちゃん・ザ・グレート……であればどんなに楽しかったことか。
実態はですね、なぜかいきなりチビさんがガッコに行くことになりまして、いや、ワタクシにはイキナリでしたが、既定の事実であったのでしょう。
先に伝えてしまうと、おばちゃん「じゃ行かない」とか言いかねません。てきとーにだまくらかして、来させてしまえばこっちのもの、と考えたかどうかはしりませんが、とにかくこの日、チビさんはガッコへ。チビさんご両親はお仕事へ。
じゃ、おばちゃんは? 「一人でそこらへんで遊んでなさい」ちゅうこと。ただし、チビさんのガッコは「慣らし期間」ゆえ、半日で帰ってくるから、あとはよろしく頼むわ、ちゅうこと。
じゃその辺を歩いてくるざます。と、2016年に散歩に連れて行ってもらった道を、サンフランシスコ湾目指して北上しました。
で。こういう写真撮るか。

御存じ「仮設トイレ」。工事現場によくあります。そして、右側に足場が見えるとおり、ここは工事現場です。外壁の改装をやってました。
2016年にも書きましたが(書いたはず)、サンフランシスコはシリコンバレーのITエリートたちのベッドタウンとして目を付けられ家賃高騰物件不足。不足だからと言って新しい建物は簡単には建てられない。
かくして、あちこち改修工事中。リフォームすると高く貸せるんですのよ。げんにウチの御接待要員家族もリフォーム物件に引っ越したら、家賃大幅高騰しまして、そんなに払うの、と当事者でもないのにやきもきしました。
で、写真を撮ってると、建物から出てきたおじさんに「おはようっ」と声を掛けられました。Good morningです。おばちゃんも「Good morning!」と元気にあいさつしました。通じたかな。「オハイオ」みたいなかんじに聞こえたのかな。
おじさん、心の内で「なに撮ってんだよ」とか言ってたんでしょうね。写真映えするものならあちこちにあるのに、なんで仮設トイレなんだよ。
道を途中で折れ曲がりまして、歩いているのは高級住宅街を南北方向に抜けるディヴィサデロ通り。こういう麗しいお家がいっぱいあります。

「Divisadero」通りね。

この写真では分かりませんが、正面に見えるのは「London Market」というお店で、高級そうなシャンパンが並んでおりましたぞ。
ネットで調べようとしたら、「CLOSED」閉店だそうですぞ。遅かりし由良之助ですぞ。
(追記:CLOSEDは「営業やめちゃった」じゃなくて「営業時間終わりました」の意味でした。はやとちり。ネットの写真を見たら庶民的な酒屋さんでした。ワタクシが目にしたのはクリスマス用ディスプレイだったようです。)
クロスするのは東西方向の「Sacramento」通りです。

チャーリー・ブラウンさんがいらっしゃいました。

この写真ではよく分かりませんが、サンフランシスコ・シンフォニーのクリスマスなんとか(コンサート?)の案内でした。12月21-24日なので、コンサート?は終わっちゃってます。
「A CHARLIE BROWN CHRISTMAS—LIVE!」でありました。YouTubeに案内がありました。
コンサートは終わっちゃっても、アメリカは1月15日くらいまでクリスマス期間です。
↓今年も道端にツリーが捨ててある……

2016年の時は、(道端にゴミを捨てるなんてダメだろ)と思ったりしましたが、アメリカのゴミ回収方法は、「道端に置いておく」なんだそうです。欲しいものが捨ててあったら、持ってっていいんだそうです。
ということは、うっかり道端に置いとくと、持ってかれちゃう。
↓ええと、なんでしたっけ。

そうそう、西側に折れたのですよ。バレイヨ通り(Vallejo St)。正面に見えるのはプレシディオの森です。
お高級住宅街ですのよ。

写真がいまいちなのは雨まじりのお天気のせいですのよ。(←いいわけ)
1月は雨期です。今回はしとしと降りました。
↓こういうお家は何度みてもよろしいです。坂の街なので、車が落ちそうな角度で停まってます。(この写真、クリックで結構大きくなります。)

こちらの車は、住宅に突っ込んでいるみたい。

奥の家は改修工事中でした。アメリカの1月3日は平日なので工事してました。
↓上の赤表示に「STREET CLEANING」とあります。

滞在先のご近所では夜中にがたごとやってましたが、このあたりは昼です。
↓でたぞ、長いアプローチ付きの豪邸。

ライオンのお守り付き。うべえと水を吐く二日酔獅子。

助っ人ライオンさんのスクラムもありまして。

豪邸を通り過ぎると、正面にサンフランシスコ名物「8階段」の一つ、「Lyon Street Stairs」ライオン・ストリート・ステアー。

(名物「8階段」 Stairways of San Francisco
https://www.sftourismtips.com/stairways-of-san-francisco.html )
結構急で長い階段です。今からえっちらおっちら上るです。

結構きついです。途中で振り返るとこんなんです。

この急坂を、短パンタンクトップの人たちが、とっとっとっと上ってきます。
アメリカ人すごいな、と思うのはこういう時。
まず、裸に近い恰好で寒くないか?(運動してるから暑いのか)
休みもせずによく駆け抜けるね。
はあはあ言っとるおばちゃんを追い越すとき、「ハーイ」とにこっと笑っていきましたぞ。
↓このお家、2016年には「廃墟みたい」と言いました。

謹んで訂正いたします。結構なお宅のようです。

窓越しに察するに、広いお宅のようです。
↓あれえ、これは?
よおく考えて思い出しました。上の写真を撮ったあと、入り口近くまで引き返したのですよ。

階段を上り始めてすぐのところに、モニュメントがあります。

2016年には「血まみれ鶴」とか「血の惨劇」とか言ってたアレ。
今回も写真を撮りたかったのですが、先客ありて断念。階段を上って行ったけれど、あきらめが悪くて、誰もいなくなったのを見極めて降りてって……
↓目当ては裏側でした。

鷲もしくは鷹、なんだとは思います。思いますけれど、どう見たって「墜落する烏」

表といい裏といい、なんで普通に描かないのさっ。
上りなおして最上部に着ました。遠くに対岸のサウサリートの向こうの山が見えます。

大木の向こうには、12月31日に行った「パレス・オブ・ファイン・アーツ」のドームが見えます。

ああ、思い出します。今となっては10か月前のあの日……
帰ります。
↓ここはどこでしょう。わかりませぬ。

ディビサデロ通りのどこかだとは思います。
このまま南下して行けば、知っている地区に戻れるはず。
はずでしたのに、通りがどんどん賑やかになって、気がつくと、「ここはどこ? わたし大丈夫?」状態になってまして、大変まずいというかやばいというか。
こそこそと道を横に曲がって、なにくわぬ顔で地図を開いて……むぐぐ、見当つかん。
仕方なし元の通りに戻って、南下の果てには「ギアリー大通り」というのがある筈だから、あそこにぶつかったら東に向かえば、土地勘のある場所に戻れる。
内心の心細さを隠しつつ、元気に歩いて行きまして、途中でふと左をみましたら、よかったあ、乗ったことのあるバス停があそこにあるう~
という訳でおばちゃんの冒険は無事に終わりました。
このあとは、半日で帰ってきたチビさんと室内で遊びつつ、保護者の帰りを待って晩御飯食べてお風呂入って、一日が終わりました。やれやれ。
と思ったら、夜中に地震。
日本では珍しくもないちょい揺れでしたが、場所がサンフランシスコだというだけでオタオタ。日本は遠くなりにけり。
(年内に続きを書きたいと思っておりますです。)
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