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2015年12月 3日 (木)

お墓の隣にヘリポート

「五百羅漢図展」を見物して気も済んだし、さて帰ります。

森美術館には、高層ビルに標準装備の「展望台」がありますが、高いところが特に好きでもなし、別料金もかかるしでスルー・・・

のつもりでしたが、360度の展望でなくてもいいなら、美術館内で見られます。

なら、とこわごわ窓の外を見ると・・・ほほほ、あの広大な緑地は、青山墓地(青山霊園)だわ。あの中を歩いてきましたのよね。後方に見えるのは代々木公園かしら。都心は結構緑が一杯なのよね。

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左に飛び地があります。飛び地に名称があるのか、わかりません。

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以前、原宿方面から歩いてきたときには、飛び地経由でした。飛び地もまた浮世離れした日本原風景のような場所でした。

間には谷間のような道路があり、車が行きかうのを陸橋からを眺め、近代と現代がごっちゃになったような感覚にひたりつつ渡ってきたのでした。

で。一番上の写真を拡大しますると、見ちゃいけないようなものが見えてきます。

↓これ。右のだだっ広い場所に「H」とあります。

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よろずカップルはここでイチャイチャしなさい・・・という場所ではなく、ヘリポートです。

ヘリ? ヘリです。ここは米軍施設地。左端のウェハースをおったてたようなのがハーディバラックス、やや中央のミルフィーユみたいなのが星条旗新聞社。日本の中のアメリカです。別名赤坂プレスセンター。

大昔は旧日本陸軍駐屯地でありました。戦争に負けちゃったもので、アメリカ様にご提供申し上げることになっちゃったんですよね。戦後は終わってませんぞ。

この日、ヘリの離発着を目にすることはありませんでしたが、ふと思い出しました。

ワタシんちの上を時々ヘリが、突っ込んでくるんではねえかと思うくらいバリバリ音を立てて通過していきます。地図で確認すると、ウチは横田基地と赤坂プレスセンターを結ぶ線の下にあります。最短距離飛んでいるんだろうな・・・

↓右上ののたくった壁面の建物は新国立美術館です。

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地上をとことこ歩いているときには気がつきませんでしたが、こんなに接近していたのですね。

右手前のダンダン屋根の建物は「政策研究大学院大学」です。国立大学です。学生には公務員が多いそうです。

↓どこを撮ったのかわかりません・・・

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建物の連なり具合が面白いと思ったのですが、ボケ写真ではなんだかわかりません。

さて毛利庭園です。異常な期待を抱いて訪れました。

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大きすぎる期待はかなりの確率で裏切られます。分かってはいたんですけれどね。新宿御苑みたいなスケールはありませんもの。近所の公園といい勝負だってことくらい・・・

それにしても、水のない池はさびしいな・・・

上の写真を拡大すると、カップルが樹の下のベンチで絵に描いたように語らっております。

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ほほほ。秋でよかったわね。春なら毛虫が落ちてくるわよ。

で。お尻をさかさまにしたような金色なーに?

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見るべき場所から見るとハート型になります。

2013年、六本木ヒルズ10周年を記念してパブリックアートとして新たに設置された 《Kin no Kokoro》。フランスのジャン=ミシェル・オトニエル氏の作品です。(ネット情報)

多分、上のカップルからは、燦然と輝くハートが見えるんでしょうね。

若いっていいですね。人生後半戦になると、なにもかもがおちゃらけます。

見よ、六本木ヒルズを。

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このあたりで道を訊かれました。似たようなおばさん3人組に。

聴く相手を間違えています。ワタシに答えられようか。「ケヤキ坂はどっち?」 あっちだとは思うけれど、嘘をつくつもりがなくても結果的に嘘、を教えてはいけませぬ。

正直に「わからない」と答えました。

「じゃスターバックスは?」 もっと分からん・・・

毛利庭園から六本木ヒルズに戻る階段の途中で撮った東京タワーのある風景。

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写真が小さくて分かりませんが、手前に六本木中学校があります。こういう所の中学生は、ウチの近所の中学生と違うんかな・・・違うんだろうな・・・どこが違うんだろうかな・・・

階段。こんな所を通る人はほとんどいません。

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ほっほっほ、いい雰囲気でしょう。「惑星ソラリス」的近未来風景。

で、六本木でご飯食べるでもなくお茶するでもなく、帰ります。

どの道行こうかな、と思いつつテキトーに歩いていたら、おおおっ、曲がった角が青山墓地でした。

ちょっとした高台です。

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階段を上がってすぐだだっ広い墓所があります。

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個人のお墓ではありません。

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「畝傍(うねび)の森」は、この霊園にゆかりのある歴史的な出来事を紹介する広場のひとつです。 明治20年に消息を絶った巡洋艦「畝傍」と、明治25年に衝突沈没した水雷砲艦「千島」の乗務員を慰霊する碑などがあります。

と書かれています。乗組員の一人ひとりを知る人はもういないでしょうね。所縁の人は訪ねてくるのでしょうか。

思い出してくれる人がいなくなったときが本当の死、というありきたりの言葉が、こういう時ずしりときます。

青山霊園には「外人墓地」もあります。通り過ぎつつ、墓石に目を留めると、100年ほど前に亡くなった女性のお墓だったりします。異国の地に葬られて、望郷の念は深かったのかな・・・魂は祖国に帰ったのかな・・・

とか、柄にもなくセンチメンタルになったりして。

墓所といえば、こちら↓も一種の墓所。

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国立競技場跡地。すったもんだのおかげでなかなか進展しません。

塀の間から覗くと、

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壊しちゃったのよね。

B0715_151115kyogijo

それからどうするのかしら。

向こうに見えるのは新宿の高層ビル群ですわね。

信濃町駅よりから千駄ヶ谷駅よりに回って、再度ビニールシート越しに見ると、池=巨大な水たまりができていました。

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ちょい、切ないです。

千駄ヶ谷駅に向かう右手に、アメリカングラフィティみたいな建物があります。

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ここは明治神宮外苑の「アイススケートリンク」「フットサル」場です。

が、中高年にとっては、神宮プールがあったところでした・・・平成14年に閉鎖されたそうです。

ワタシ、ここで泳いだよ~ 

正確に言うと金槌ですので、連れは屋外プールでスイスイ、ワタシは室内の子供プールでバシャバシャでしたが。

時代は変わるのですね。人間も歳とりますし。

この後はおとなしく千駄ヶ谷駅から帰宅しました。おしまいです。

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