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2015年5月14日 (木)

看板建築なるもの-植村邸・大和屋・村上精華堂

江戸東京たてもの園4月26日散歩の12、E9 植村邸E13 大和屋本店(乾物屋)E11 村上精華堂です。

それぞれ解説は東ゾーンのこちらにあります。

三ついっぺんなのは写真が少ないから・・・(少々くたびれてきました。)

まず、E9 植村邸。手前(写真の左)の緑青を吹いたような建物です。

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はて、何屋さんだったか・・・と印象が薄いのは、店頭に品物がなかったから。

はてな、とネット界を探ったら出てきました。

えどまるブログ
http://blog.tatemonoen.jp/?cid=6404

〈植村氏は時計や貴金属を販売する商いをしていたのですが、店頭販売ではなかったので、あまり「お店」という感じはしません。〉

あ、そう。だからなのね。へー。ふーん。

で終わらせちゃいけません。この「えどまるブログ」そのものが掘り出しものでした。「江戸東京たてもの園」の関係者のようです。というより、公式ブログ・・・HPの端っこにちゃんとリンクされていました。早く気づけよぉぉぉ。

裏話が出るわ出るわ・・・一般には非公開部分の写真まで出てきます。

で、もう一つ。解説には〈〈看板建築〉の特徴をよくあらわしています。〉とあるのですが、この「看板建築」なる言葉、古い建物によく使われますが、比較的新しい用語の筈ですぞ。

たしか、言いだしっぺは赤瀬川原平氏・・・と調べましたら、赤瀬川氏の路上観察仲間の藤森照信氏の命名でした。赤瀬川氏の著作のどこかに出てきたのだと思います。

〈「看板建築」は建築史家・藤森照信によって命名された。一九七五年一〇月の日本建築学会大会というアカデミックな場において★一。当人いわく、「公認されたというようなもんじゃなく(…中略…)他に言い方もみつからないままついついみんな使ってしまった」用語だという。〉 

と、 横手義洋氏が書いておられます。

看板建築考 様式を超えて | 横手義洋
http://db.10plus1.jp/backnumber/article/articleid/651/
'Kanban Kenchiku' Theory: Surpassing Style | Yoshihiro Yokote
掲載『10+1』 No.44 (藤森照信 方法としての歩く、見る、語る。) pp.100-107

出典の『10+1』はINAX出版の雑誌です。

脱線。

さて、上の写真の奥(右)の茶色い建物はE13 大和屋本店(乾物屋)です。

2011年(平成23年)9月3日)の公開。

ワタシは2012年4月に来ました。その時、裏から回って入りましたが、住居部分の辺りで既に乾物の匂いがしていました。

店内の案内の方に「鰹節の匂いがする」、と思わず言ってしまったのはおばちゃんの習性上当然のことであります。

が。

「皆さん、そうおっしゃいますが、錯覚です」みたいな説明でしたねえ。

確かに匂いましたよ。あの時は。建物にしっかり染み込んでいたんじゃありませんかねえ。

今回は無臭でした。品物はことごとくレプリカ、店内は1年中吹きっさらしですもんねえ、きれいさっぱり消臭されちゃったんでしょうね。

鰹節の背比べ。

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似たり寄ったりですが、買うほうは真剣に選んだのでしょうね。ウチの冷蔵庫にも1本眠っています。引っ越しの際に削り器を処分してしまったのに、それを忘れて買ってきたもので。

処分したのもうっかり買ってきたのもワタシじゃありませぬ。海の向こうに行きっぱなしの同居人。一度処分したものを買いなおすのは悔しいし、削り器がなければ使えないし・・・カンナで削ろうかしら。ウチに木工用のあります。

ウチの台所事情はどうでもいいです。次、化粧品店。

E11 村上精華堂

wikipediaに大きな写真あり〼

Murakami_seikado
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/29/Murakami_Seikado.jpg

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すぐ下から見上げたってダメよ~全体はわからないわよ~遠く離れなくっちゃ~人生も同じことよ~

↓あらっ。昔の化粧品店は薬局みたい。

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というか、製造・販売だったのね。

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「さわらないで」とわざわざ書くのは、さわる人がいるからですね。さわってくださいという風情ですよね。アフォーダンス、って言うんでしたっけ。違うかな。

琺瑯のコバルトブルーが素敵。

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昔、ウチにもあったのにね。エナメル質が剥がれて捨てちゃって・・・また買えばいいと思ったのにね・・・大きいのは高いのよね・・・

おほほ。照明の笠。

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ごく当たり前にあったのに、いまじゃ「アンティーク」ですって。

続きます・・・

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