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2015年4月16日 (木)

世界の中心でひっくり返るカメ

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(ひっくりカエルじゃなくて、うんざりカエル。あ~あ、やってらんないよ・・・)

ある朝のこと。

仕事場に来ましたら、家主のジイ様がクッションを枕にして寝ておられました。

どうってことない光景ですよね。

どうってことあるのは、寝ていたのが台所の床であったこと。

ダイニングテーブルは大幅にずれている。

推測するに、なんらかの理由で床に転がってしまったけれど、日頃の運動不足と脂肪を蓄積した巨体が災いして、ひっくり返ったカメよろしく自力で起き上がれない。

ぎえ。

何があったのですか。いつからですか。

聞いても分からない。犬のおまわりさんなら困ってわんわんわん・・・で済みますが、いや済みません。

とりあえず低体温症にはなっていない。苦労のすえ起き上がらせると、骨折した様子もない。頭は・・・まあ、元がアレですからナニでして、打っている雰囲気もない。

起き上がると、いつものようにご飯を食べいつものように身支度し・・・ゆえに、いつも通りデイケアに行ってもらいました。

が、ことの顛末を連絡帳に書いていたもので、施設からさっそく電話が掛かってきました。

「転倒」したとのことで、本日は安静で様子見だと。こういう場合には病院に行ってくださいと。

ジイ様の日頃のいい加減な生活態度を目にしているワタシには、転倒というほどのものではないと思えたのですが、預かる施設側ではそうもいかんか。

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(大ガエルさん、頭にヒビが・・・)

翌日病院に連れて行きましたです。

XP、MR、ICTその他てんこ盛りで検査していただいた結果は「特に異常ありませんね」。

ただ、床に直接、多分一晩寝ていたせいか少々風邪気味でして、抗生物質が処方されました。

人生いろいろです。最近モノゴトに動じなくなっている(と思っている)ワタシは、今回きわめて冷静(冷酷)に対応いたしました。

今回のことが致命傷になるような事態となったら、それはそれで仕方ないではないか。ワタシは神様じゃないと。

一応、対応策として、今後デイケアに行って運動する日を増やすことにしました。

ほっとくと動かんのですよ、このジイ様は。以前にも筋力の衰えで3か月リハビリ病棟に入院するはめになったのに、全く懲りないやっちゃ。

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(格子から出られないカエル。おウチに帰る~と、むくれ中)

自分の人生なんだから自分で責任もてよっ。

といっても仕方ない。責任能力は経年劣化で衰える。

人生いろいろです。最後まで矍鑠(かくしゃく)と生きられる人ばかりじゃありません。よろよろしながらも最後まで生きていくのもひとつの人生です。

そんな人生に意味? あります。どんな人も自分を中心核とする世界に生きている。人の命が消える時、世界も一つ消滅する。

時々思います。

他の人の世界では、このワタシはどんなふうに見えているのだろうかな、と。

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(笑うなっ)

ジイ様の検査待ちの間、ヒマを持て余して病院内のあちこちをきょろきょろ。

おほほ、みつけちゃいましたよ。掲示物を止めるマグネットが製薬会社のノベルティ。

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こっちはアスピリンかな?

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患者にはくださいませんかね。

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