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2014年5月26日 (月)

昔の怒りと悲しみは・・・

昨夜メールにて訃報あり。

数年前に余命宣告されていた方でした。

いつかその時が来るとは思っていましたが、いざとなると感無量・・・

(ご冥福をお祈りします。)

晩年にはワタシの方がその人との接触が多くなりましたが、ジイ様(今回はジを1個省略)の所縁の人です。

ジイ様にお伝えしましたが、寄る年波のせいか元々自分以外に興味がない性格のせいか(たぶん両方)、反応いまじゅうさんくらい。

常識人なら、お通夜は?葬儀は?会場は?お香典は?その他あたふたしまくるところですが、ジイ様の日常に変化なし。

若かりし頃の話など聞き出そうとしましたが、覚えてない、ですと。

赤坂見附のホテルで結婚式をしたとか。ニューオータニですかね。

あれこれ聞き出そうとしているうちに、話は60年安保のことになりました。

当時学生のジイ様は国会突入組でした。それも先頭切ったらしい・・・( ̄◆ ̄;)

写真集「怒りと悲しみの記録」(濱谷浩 1960年 河出書房新社)に、血塗れでいきり立つジイ様の写真が載っているのだとか。

その時亡くなった女子学生樺美智子さんのことは覚えているそうです。

普段は目立たない学生でデモに出てくるような感じではなかったと。

倒れた樺美智子さんを数人の学生とともに、警察病院に運んだと。

廊下で待っていたら、「デモに殺された娘はどこだ」と叫びながら男性が入ってきたと。樺さんの父上でした。

(ジイ様の記憶違いの可能性もあります。「デモに」ではなく「権力に殺された」~と以前には言っていた気がします。)

樺さんの死因は警察発表では「圧死」、デモ隊側では「権力に殺された」・・・

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60年安保の頃、ワタシは田舎の物心中途半端なジャリとかガキとかの類でした。

意味も分からず「アンポハンタイ」とデモごっこをしていました。

仲良しの子の歳の離れたお兄さん(血縁のない戦災孤児をおじさんおばさんが引き取って育てた)は当時東京の大学生でした。

どういう理由でその時田舎に帰ってきていたのかわかりませんが、アンポごっこをするジャリたちに、話をしてくれました。

女子学生が警官に頭を割られて血だらけで・・・追われて逃げ出したやつがいたが僕は逃げなかった、このやろーと・・・

当時はなんのことか全然分かりませんでした。

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激動の青春を生きたジイ様ですが、みんなみんな遠い昔のことになったようです。

そう、人は老いる。

いつかこの世を去る時がくる。

ジイ様はもう少し現世に留まりますよね。ちと、昔のことを思い出して下さいませんかね・・・

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ちまちま懐古/回顧」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

わたしも60年安保は、まだよちよち歩き(笑)
でぜんぜん知る由もありませんでしが、
70年安保は、よく覚えてます。

京都大学や同志社大学の前で学生と機動隊
が揉みあうのも、見ました

「あんぱんこしょうじょうやく
とか訳もわからず怒鳴ってましたね

投稿: なかっちょ | 2014年5月26日 (月) 22時54分

おはようございます。

人それぞれにみんな記憶や歴史があるんだなぁと最近しみじみ感じます。ちょっと前は、「ジジイになる前に死んでやる」とロックなことを言ってましたが、大切に充実した時間を過ごしたいと日々思うようになりました。歳でしょうか?

投稿: いち | 2014年5月28日 (水) 05時51分

なかっちょさん おはようございます。
お互い、年ばらしあい(笑)。
70年安保は正直あまり印象がありません。
プラハの春、パリ五月革命~と揺れ動いた68年を強烈に記憶しています。
東大紛争他、学生運動の激しい年でもありました。
(ワタシは眺めていただけですが。)

投稿: マイマイ | 2014年5月28日 (水) 09時43分

いちさん おはようございます。
歳です(笑)。
歳をとらねば分からないことがある、ということが歳をとってから分かりました。
 
ワタシにも「30過ぎたら生きていたくないなあ」とか思っていた一時期がありました。
今は「人生、最後まで生きてみなくちゃ、面白さが分からない」と思っています。

投稿: マイマイ | 2014年5月28日 (水) 09時48分

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