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2013年8月21日 (水)

遠い昔の戦争の・・・

お盆過ぎたら、ヒマになるかと思っていたのに、だらだらと仕事が続きます。ありがたいことです。うれし涙がじわじわ・・・(どっか涼しいところへ遊びに行きたいなぁ・・・)

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15日の終戦(敗戦)記念日は、仕事していて罰当たりにも黙祷を忘れてしまいました。

お盆の中日だというのに、ご先祖様に手も合わせておりません。

ばっかもんめ、とお怒りになったのでしょうか、天井から蜘蛛が顔面直前をすーっと降りてきました。近すぎるよっ。ごめんなさいよっ。秋には田舎帰るからさっ。

前日14日の日経新聞夕方のコラム「プロムナード」に『8月15日の青空』というエッセイがありました。書いているのは社会学者の古市憲寿さん。

終戦を語る上で欠かせないモチーフの一つとして、どこまでも鮮やかに晴れ渡った「8月15日の青空」がある。

しかし、実際はどこまで青空だったのだろうか。

そう疑問を持ち、当時の起床図や資料を集めた結果、当日は全国的に曇りがちの天気だった。北海道ではヒョウが観察されている。朝鮮半島や中国では雨が降っていた。

どうやら、「8月15日の青空」というのは完全に創られた記憶とまでは言えないが・・・

以上抜粋要約。

ワタクシももちろん、映画やテレビや本の影響からか、どこまでも鮮やかに晴れ渡った「8月15日の青空」を、一般常識の如くに知識に蓄えておりました。

ふーん。そうだったのですか。話が違うな・・・

この「話が違うぞ」というのを最近経験します。両親から聞いた戦時中戦後は、食べるものなく自由もなく真っ暗けの生活・・・でした。戦後の教育もそう教えていたはず。

が、ある日何気なく『ロッパの悲食記』(ちくま文庫 1995.8)という本を読んだとお思い下さい。

巷は悲壮な食糧難の昭和19年、ロッパこと喜劇俳優の古川緑波は旨いもの食いたい一心であの手この手を使う。こんな時代でも、あるところにはあり、持てるものは持っている・・・

親や親戚から聞いていた話とずいぶん違うでねえか。

追い討ちをかけたのが、深田祐介氏の『歩調取れ、前へ!―フカダ少年の戦争と恋』 (小学館 2007.6)。

深田祐介さんの自伝的小説です。戦後お父様が事業に失敗して貧乏になりますが、戦前戦中は上流階級のお坊ちゃんでありまして、私立の名門暁星に通っておられました。ご近所も澤田美喜さんとかお金持ちばっかり。

なにしろ日本全国悲壮な状態だったとばかり思っていた昭和19年のお正月、フカダ少年は一家でスキーを楽しんでおります。

箱根には帰るに帰れなくなった同盟国ドイツ人の集団がいて、ソーセージ作ったりパン焼いたり自給自足の豊かな暮らしを送っています。

箱根にはまた、同級生のフランス人少年が帰国も出来ず行き場を失ってイエズス会に預けられています。

口実作ってはその友を訪ねて箱根に通い美味しいもの食べたり、箱根に迷い込んでくる米軍飛行機にドイツ人たちが機関砲を浴びせるのを見物したり・・・

ずいぶん話が違うでねえか。

悲惨、悲壮、暗黒の話が嘘だったとは思いませんが、それ一色で塗りつぶしてしまうのもねえ。後世編纂の「歴史」からは、いろんなものが抜け落ちるものですねえ。

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で、本日も、しこしこパソコン相手に仕事をしておりましたら、ケータイに電話が掛かってきました。発信元表示は「通知不可能」。なんじゃこれ、じゃなくて、99%海の向こうの同居人です。スカイプでかけているようで音声が悪い。

え? なんだって? なにがおめでたい? 誕生日がどうした?

へ?

ワタクシの誕生日ですって? 

すっからかんと忘れさっておりました。海の向こうから何か送ってくれたらしいです。

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コメント

おめでとうございますbirthday
何が届くか??
待ち遠しいですね。
優しい同居にんさまで羨ましいです。
これからも、楽しい人生でありますように。

投稿: kiri | 2013年8月21日 (水) 19時31分

いつの世も、どこの国でも、
「あるところにはアリ、ないところにはナイ」
という普遍の真理は成立するようですね。

Happy Birthday to Maimaiさんpresent

投稿: なかっちょ | 2013年8月21日 (水) 20時48分

お誕生日、おめでとうございます。
ほんとに、海外赴任の留守宅でしたか。
優しいご主人の一面を初めて垣間見て
あらあら、お幸せ・・・と思ったことで
した。少々、妬けまする。
お帰りになる日が、早まりますように。
そして、”留守宅”のタイトルが消える
ことを・・・祈っております。happy01

投稿: しらこばと | 2013年8月21日 (水) 21時08分

そりゃあねぇ、ある所にはあったんですよ、きっと。
赤紙が来たって、撤回(回避?)できた人も居たんだもんねぇ。
庶民の生活は一般常識通りだったと思いますよ。
まだ生まれていなかったけど、本や映画、ドラマなどから想像すると…sweat01

誕生日おめでとうございますcrown
海の向こうからプレゼント?
いいなぁ。よだれdog

投稿: ジャネット・ぽこ・リン | 2013年8月21日 (水) 21時09分

kiriさま
ありがとうございます。
何が届くんでしょうかねえ。
ありゃりゃ、というものではないかと・・・

投稿: マイマイ | 2013年8月22日 (木) 14時00分

なかっちょさん
ありがとうございます。
「あるところにはアリ、ないところにはナイ」
まこと、いまでも通じる真理ですね。

投稿: マイマイ | 2013年8月22日 (木) 14時02分

しらこばと様
ありがとうございます。
優しいご主人・・・ではありません。
(「優しい」の部分ではなく「ご主人」の部分が違います)。
3年位のはずが、永住しそうな勢いです。

投稿: マイマイ | 2013年8月22日 (木) 14時11分

ジャネット・ぽこ・リン様
ありがとうございます。
今も昔も庶民と金持ちの差は歴然?!
上層部はとっくに敗戦を見越して手を打っていたとか・・・
戦後吉田茂の側近として活躍した白洲次郎さんも召集令状をむにゃむにゃとか・・・

投稿: マイマイ | 2013年8月22日 (木) 14時18分

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