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2013年2月27日 (水)

『古本屋を怒らせる方法』

新刊じゃない本ばかり読むのは、人間が後ろ向きだからです。

(と居直ってどうする・・・)

『古本屋を怒らせる方法』 林哲夫 2007年8月20日 白水社

林さんのブログ(daily-sumus)から、必然的にこの本に辿り着きました。

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林哲夫氏は、ワタクシの憧れのお方の一人です。

ブログのトップにアルチュール・ランボーの肖像(本の表紙)があるもので、分っているのについご本人の写真と勘違いしてしまいそうで・・・(いけません、本題から離れてしまいそ)

私淑、というほどワタクシは古書に執着しているわけではありませんが、林さんの文章が実に味わい深くて心地良いので、訳の分からない古書の話題をついつい読んでしまいます。

本当の古書好きにはお勧めのブログです。

(ということを素人のワタクシが言わなくても、その方面の方はとっくにご承知のはず。)

タイトルになっているのは、18~23ページに収められているエッセイです。

他には古書収集仲間の変人奇人?の話(「神の足を持つ人々」他)、京都の古書店の話(「京洛古本散歩」)、アンドレ・ブルトンの蒐集品競売の話(「蔵書死すべし」)・・・

興味のある方は読んでいただくとして、古本屋を怒らせた人を知っています。

ごく身近です。極零細個人出版の元社長にして現ワタクシの仕事場の家主の某御仁。

古書店のカタログを見ては次々と本を注文しました。そして・・・代金をなかなか払わない。

お金がないわけじゃないのに、「めんどくさい」から。数ヶ月も経ってからふと思い出したようにまとめて払います。

古くからの古書店は、お偉いセンセなど支払いが悪いのを心得ていますので、それとなく請求書を送りなおしてきますし、まとめて払おうものならお礼を言われてしまいます。

が、ネット世代の新参古本屋はそうはいきません。なにしろ全て即決即行世代ですから、届いてすぐに振り込まないと、催促の電話はかかってくるし、それでも払わないので罵倒されるし・・・

「払いますよ」「払う払うって払わないじゃないか」「払うんだから」「いつ払うんだ」・・・

で、矢のような催促をものともせず、その後も放置。

古本屋さんも負けていません。請求書がしつこく再送されます。そのたびに再発行手数料が上積みされて・・・

とうとう、買値の倍くらいの金額の請求書が届きまして、ワタクシが切れました。

「払ってくるからお金くださいっ」

すぐ近くの郵便局で払い込みするのがそんなに面倒くさいのか。

今にして思えば、それは老いの転がるような坂道の蹴躓きの一歩あたりであったのかも。

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文系(本とか)」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。

古本屋とか古道具屋さんは、いつ商売してんだかなぁ???

て、いう感じの店構えが魅力なんですけどねぇ。

まあ、古書といえどもキレイにこしたことは、
ありませんが(笑)

投稿: なかっちょ | 2013年2月27日 (水) 21時32分

こんにちは!督促状がくると心臓がドキドキするワタシにはドーンとしている社長さんのような方はうらやましいですが、払えないわけじゃないので度を過ぎるとこれまたねぇ。。。

投稿: もな | 2013年2月28日 (木) 10時49分

なかっちょ様。
商売気のない店の方が掘出物がありそうな気はしますね。
最近「せどり」なるアルバイトが盛んなようですが、そういった方々はもっと短気でしょうね・・・

投稿: マイマイ | 2013年2月28日 (木) 15時03分

もな様。
私も払うべきものはさっさと払わないと落ち着かないほうなので、非常にいらいらします。
それにしても某御仁は度が過ぎます。

投稿: マイマイ | 2013年2月28日 (木) 15時23分

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