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2012年6月12日 (火)

貧乏だとか節約だとかフリーガンだとか

その類の本を立て続けに読みました。

発端は新聞の書籍広告

『ぼくはお金を使わずに生きることにした』
マーク・ボイル 紀伊國屋書店 (2011/11/26)

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1年間お金を使わずに生きる実験をした英国の青年の著作です。

キーワードは、ビーガン(純粋菜食主義)、フリーガン(フーリガンじゃありません)、フリーエコノミーなど。

貧乏や節約の話じゃありませんから、そういう期待で読みませんように。

図書館で借りようとしたら、広告効果でしょうね、予約がいっぱいで待つこと2ヶ月。

その間、書評を探してアマゾンなどを覗いていましたら、ご承知の通りアマゾンには、

「よく一緒に購入されている商品」だの

「この商品を買った人はこんな商品も買っています」

だのが表示され、ログインでもした日には「関心のありそうな」お勧め商品まで表示されます。

で、すっかり詳しくなってしまいまして、図書館で借りられるものはせっせと借りました。

そうこうするうちに、『ぼくはお金を使わずに生きることにした』が回ってきて一気に読了。

いやあ、面白かった。

お金を使わずに生きる「技術」よりも、お金を使わず生きる「思想」の部分に興味深いものがあります。地球は人間だけのものではない、というようなところでは、日頃ちまちまと動植物に紛れて暮らしているワタクシは大いに共感。

が、中途半端なワタクシには実行できませぬ。(あとン十年若かったら、フリーエコノミーコミュニティに吸引されていたかもしれません、という仮定話はするだけ無駄。今できないことは条件が変わったってできませんよぉ。)

気になったのは、主要キーワードの「フリーガン(しつこいけど、フーリガンじゃありません)」が、豊かで無駄だらけの資本主義経済と背中合わせで成立していることです。愚かしい無駄を生み続ける「豊かな」資本主義経済が崩壊でもした時、「フリーエコノミー」はどの方向に進むのか。見たいような見たくないような。

原始共産制に戻りでもしたら、また「発達」して、愚かしい無駄を生み出す「資本主義経済」になっちゃうのかしらん(ワタクシ経済オンチです)。

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で、他の本です。かなり前に読んだものも混じっています。

●面白かった本

★『ぼくは都会のロビンソン ある「ビンボー主義者」の生活術』
久島 弘 東海教育研究所 (2010/03)

〈バブルの時代も世の風潮に流されず、「工夫で生きる」をモットーに、「自由で快適生活」を求め続けた「お金に頼らぬ知恵の人生」――。貧困がはびこるいまこそ、見習うべき「生活」と「哲学」がここにある。〉

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読むのは2度目です。2年前に読んだときには正直言って著者を「変人」と思いました。今回は大いに共感。この2年間でワタクシが変わったとも思えないのですが。

★『ゼロから始める都市型狩猟採集生活』 坂口 恭平 太田出版 (2010/8/4)

〈“都市の幸”で暮らす。そのとききみは、政治、経済、労働、あらゆるものから解放され、きみ自身にしかできない生活を獲得するだろう。〉

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 『TOKYO 0円ハウス0円生活』 坂口 恭平 大和書房 (2008/01)

〈隅田川のブルーシートハウスに住む"都市の達人"鈴木さんに"建築探検家"坂口恭平が密着! いったい、「理想の家」とは何なのか? 〉

早稲田の建築科の学生だった著者が「ホームレス」の「ホーム」に魅力を感じるうちに、その生活の技術と哲学に引き寄せられていきます。このまま突き進むと坂口さん、どうなっちゃうの、という興味も少々。

『ゼロから始める~』は、『ぼくはお金を~』と通底するものあり。

『貧乏という生き方』 川上 卓也 WAVE出版 (2010/1/22)

〈「貧乏くささ」を忌避し、本物の「貧乏」を求める道がここに!お金に左右されない豊かさと楽しさを求めた、爽快無比なる「使える」エッセイ。 『貧乏神髄』WAVE出版 (2002/09) の改題。〉

 『“貧乏道”を往く』 川上 卓也 春秋社 (2008/11)

〈月収7万円。自称・貧乏写真家。夢を追求するために、貧乏を選びとった著者による、究極のシンプルライフ考。不況だろうがなんだろうが、思うように生きていく知恵がここにある。 〉

「貧乏」と「貧乏くささ」は違う! そうだそうだ、と思った本です。

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●ふ~ん、そうなの・・・という本

 『年収100万円の豊かな節約生活』 山崎 寿人 文藝春秋 (2011/6/24)

●すんません、途中で読むのやめましたという本

 『貧乏人の逆襲!―タダで生きる方法』 松本 哉 筑摩書房 (2008/06)

〈格差社会に反乱を起こし、貧乏人が勝手に生きるための前代未聞の生活術。〉

インパクト強いですよ。アマゾンの書評は1~5まで揃ってますよ。5をつけた人にはバイブルみたいな本でしょうが、年経て甲羅苔むしたワタクシにはどうも・・・

(レビュアー:さいきよしと) さんの書評を一部引用させていただきます。

〈「失うものがない」ことの恐ろしさ、というものを感じさせられるのである。「金がないならある人間から毟り取ろう」なんて変な気を起こさないことを切に願うばかりである。〉

●他にもいろいろ読みました。横田濱夫さんとか、「年収150万円一家」「まんねん貧乏」(本じゃないよマンガだよ)とか・・・ほとんど内容を覚えていません。暇つぶし向きです。

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コメント

今日も懲りずにφ(・ω・ )メモメモ

そして、今日の教訓
「今できない事は、条件が変わってもできない」
深すぎるほどの納得

投稿: kiri | 2012年6月12日 (火) 12時19分

貧乏話に深入りすると、世界観が変わっちゃいますよ。
(* ̄0 ̄)ノ・・・
 
道を踏み外すのも人生の楽しみの一つですけど。ワタシは両輪脱輪かも。わはははは。

投稿: マイマイ | 2012年6月12日 (火) 13時52分

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