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2012年5月28日 (月)

奈知未佐子『あなたが私に語ること』

奈知未佐子『あなたが私に語ること ~幸せな犬たちの物語~』

2012年5月28日 初版発行 少年画報社

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奥付は5月28日発行ですが、14日には発売されました。

少年画報社の雑誌「いぬまん」「わんぱんち」「YOU」などに掲載されていた作品です。

残念ながら「わんぱんち」は昨年2011年7月号が最終号となりました。

内容は

〈あなたが私に語ること〉

1.ロビン 亡くなったペットがその死を悼む飼い主によせる愛
2.さくら やさしい犬さくらが急に凶暴になった理由
3.チビ  救急車で運ばれていったおじいさんをいつまでも待つ犬
4.ブッチャー 不細工だからブッチャーと呼ばれるリリーはいつも通りを見ている
5.チョコ 年寄り犬チョコの心の中は笑顔でいっぱい
6.あの子のこと 人嫌いの偏屈老人の飼った犬は心を閉ざしていたけれど

〈幸せな犬たちの物語〉

7.ポーチー 「純一犬」と呼ばれるポーチーは可愛子ちゃん犬が大好きで脱走しまくり
8.ハナ子  犬嫌いのはずの夫にハナ子は尻尾を振ってまとわりつく

の8編です。

〈あなたが私に語ること〉は「アニマル・コミュニケーターの侑川十子(ありがわとうこ)が人とペットの心をつなぐ架け橋として、犬たちの気持ちに耳を傾けます――。」と帯にある通り、犬たちの心の声を聞くお話です。

この侑川十子さんは実在の人でしょうか。

作者の奈知未佐子さん本人であるように思われます。

奈知未佐子さんには本当に動物の声が聞こえるような気がしてなりません。

8編どの作品も、優しくて切なくて、でもじわじわほのぼのと幸せが満ちてくるようで、何度も読み返したくなります。

奈知未佐子さんの作風はどれも穏やかで、今流行の漫画の派手なコマ割りや描写に慣れた人には物足りなく感じるかもしれません。

でも、これらのお話にはこの絵が一番です。

一度「奈知未佐子ワールド」にはまってしまうと、次から次へと読みたくなります。

犬好きの方、動物好きの方、奈知未佐子さん好きの方にお勧めの1冊です。

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文系(絵本・漫画・童謡だとか)」カテゴリの記事

コメント

1.ロビン は特に読んでみたいです。とてもよさげな本を紹介して頂いて有難う。

投稿: te | 2012年5月28日 (月) 22時56分

そうですね、犬を猫に読み替えると、思い当たる節がいっぱいの話かもしれません。

投稿: マイマイ | 2012年5月29日 (火) 09時17分

侑川十子は作者本人…confident
そうなんだ…そうかも知れませんね。
心温まる、いじらしい動物たちの声、聞けたら嬉しいだろうな、と思いながら、時々涙しながら読んでいます。

投稿: | 2012年5月30日 (水) 23時54分

侑川十子さんについて、ネット検索しても何も分かりませんもので、つい憶測を・・・
奈知未佐子さんのブログをみていると、普通の人じゃない(良い意味で)という気がしてきます。
わたしもウルウルしながら読み返しています。

投稿: マイマイ | 2012年5月31日 (木) 05時55分

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