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2012年5月27日 (日)

『あけちゃダメ!』小川英子作 奈知未佐子画

2012年4月5日の
http://maimaituburi.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-9bbb.html
へのつけたしです。

あけちゃダメ!」 小川英子作 奈知未佐子画 
新日本出版社 2012年2月発行

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「冷蔵庫をあけたら」と「洗濯機をあけたら」の2話です。

奈知未佐子さんの挿絵が見たいという動機から読みました。

こども向けのお話ですが、小川英子さんのお話が予想以上に面白くて一気読み。

はるかな昔に読んだこども向けの本は「清く正しく美しく」や「勧善懲悪」が多かったような気がします。

つまり、大人は勧めるけれど面白くない本が多かったような気が・・・

対象年齢のこどもが身近にいないため児童文学とは縁遠くなっていましたが、この「あけちゃダメ!」を読んで、いまどきのこどもはエライ!と思うことしきり。

だって、冷蔵庫を開けたら牛が出てきて牛乳のセールスを始めて、しかも「なみ」と「上」と「特上」があって自分の判断で自分のお金を払って・・・しかもママが帰って来るまでに一件落着にしなくちゃならなくて・・・牛は責任持ってご案内といいながら無責任だし・・・やまんばとババ抜きもしなくちゃならないし・・・牛は足を引っ張りまくるけど見捨てるわけにいかないし・・・

現実社会をみても、いまどきのこどもは、やることが多くて気を使うことも多くて大変。

昔のこどもの人生はもっと単純だった気がします。

洗濯機から出てきた洗濯屋のセールスもとんちんかんでスットンキョウで、つまりそんな大人を相手に失礼のないよう対応するこどもは大変・・・

とても面白い話ですが、あくまでもこども向けのお話です。

大人が過剰な期待を持って読むと物足りない恐れあり。

小学生用のプレゼントに買って、こっそり読むというのが一番いいかもしれません。

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