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2012年5月 9日 (水)

本の値段

本、といっても古本です。

原則図書館で借りることにしたはずなのに、なぜか本が増殖します。それというのも、あまりに古本が安すぎるからついつい・・・

先日の大荒れゴールデンウィークの最中の小休止にお出かけして、古本屋へ吸い込まれていきました。

安いといっても、それなりの本は冗談のような高値がついたりしてまして当然そちらに用はなくて、もっぱら店頭の均一コーナーを探します。

ときどき妙な本が紛れ込んでいるのですよ。

で、この日発掘したのがこれ。

120510bungaku

「文学的図像事典」井上隆明編 高文堂出版社 
昭和56年7月5日初版発行

どんな本かといいますと、サブタイトルに

「象徴・寓意の解釈法」

とありますように、文学や美術にでてくる「これはなんだろな」の解説本です。

古代ギリシャ・ローマ・メソポタミアからキリスト教・仏教、日本の事物まで、その示す意味を解き明かしてくれます。

解りやすい例を挙げると

「蛇・竜」 「蘇生、豊穣=脱皮し生まれ変わる蛇の再生蘇生作用が神聖視され、神格化された。メソポタミア『ギルガメシュ叙事詩』で、蛇は不老不死の木を盗み・・・」

以下延々と記述されています。

早い話が、ツタンカーメンの仮面にコブラがついてるのは再生を願ったからなのね、みたいな。

知らなくたって、日常生活にはちっとも影響しません。

そんなもん、どうだっていい、と言ってしまえばそれまでです。

が、知っていると小説を読んだとき映画を見たとき美術鑑賞をしたとき、あらら密かにこんなことを指し示していたのね、とちょっぴり嬉しくなります。

いわば物好きの喜びの「タネ」。

ホクホクしてお家に帰って、この本のことをネットで調べてみました。

するとですよ、古本としてもほとんど流通していなくて、マーケットプレイスに3冊出品されていて、2冊は4000円台、1冊は8000円・・・

ほっほっほー(100円の10%引きで90円で買ってきたよぉ・・・)。

わたくしが買った本には蔵書印がありましたし、数箇所ですがマーカーが引かれていました。しかし、全体の印象はきれいです。

いくらなら売れるでしょうかね・・・(売る気ありませんけど)。

世の中、変だ。

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