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2011年11月15日 (火)

西ドイツは遠くなりにけり

先日某フリーマーケットで買う予定のなかったスカートなんぞを買っちゃいました。

黒に銀糸模様の混じった生地をたっぷり使ったミディアム丈です。

しばし考えたのち買いました。

決め手はウール地だったことと、ウエストサイズが合ったこと、ポケットも両側についてたことです。

スカートはポケットがないことが多いのですが、わたくしのように、全財産を背負って歩いている、とからかわれるような持ち物の多いヒトにとってポケットは重要なのです。

携帯電話や鍵は常に身に着けていたいし、ハンカチも入れときたいし。

(緊急時に身一つで逃げ出して、ようやくお家にたどり着いたのに鍵がなくて入れない、みたいな事態は嫌なのです。考えすぎと言われますが。)

で、もう一つの決め手がタグの「MADE IN W-GERMANY」でした。

ほほほ、わたくしの世代は舶来モノに弱いのざますよ。

おフランスといえばシック(ハイセンス)、西ドイツ製といえば高品質・・・みたいな固定観念が植え込まれているざます。

で、とても素敵なのですが、これはきっと、すらっと背の高いスタイルの良い人向きにつくられているんだわ。

わたくしが着用しましたら、まんま剣道着のハカマ。階段を上ろうとして裾を踏みつけて転びそうになりました。

(映画で見る昔の西洋の貴婦人が両手でスカートをたくし上げて階段を上がっていくのはダテじゃなかったのですね。)

・・・でも暖かいです。着心地いいです。

傍目にはずんぐりむっくりの寸足らずのちんちくりんでもこの冬の愛用品になりそうです。

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(「FUTTER」はドイツ語で「裏地」の意味。)

ベルリンの壁が崩壊したのは1989年11月10日、今から22年前です。

そして翌年1990年10月3日に東西ドイツが統一しました。

幼少時、気がついたときには、ベルリンの壁が既成事実でありました。

時折、ベルリンの壁を越えようとして射殺された東ドイツ人のニュースが流れました。地下トンネルを掘っての脱出劇もありました。

あの愚かしい分断の壁は未来永劫存在して悲劇を生み続けると思っていたので、崩壊そのもののあっけなさに「え?」と間の抜けた感慨を抱きました。

数々の紛争を経て、人々の自由への希求を権力で押さえつけることの愚かさを、人類は理解したであろうと思ったのに、今パレスチナに「分離壁」(「アパルトヘイト・ウォール」)が。

ベルリンの壁から学んだものを吹き飛ばす21世紀の愚行・・・

と、話がそれましたが、「西ドイツ」がなくなって、ただの「ドイツ」になって今年で22年。いまだに「ドイツ」というかわりに「西ドイツ」と言いそうになります。

世の中を動かすのが「西ドイツ」をリアルで知らない世代になりつつあります。

雪が降っても降らなくても「明治」はとっくに歴史の中ですが、「西ドイツ」もやがて歴史の教科書の中の存在になるのでしょう。

追記:2011年11月7日、「中国に到着した脱北者を北朝鮮警備兵が射殺」というニュースが流れました。(南北国境ではなく北朝鮮・中国国境での事件でしたが。)

http://japanese.joins.com/article/305/145305.html?servcode=A00&sectcode=A00

一時期は統一に向かって南北が歩み寄りそうな雰囲気もありましたが、対立関係に戻ってしまったようです。

遠いところの出来事のように感じますが、隣国の話です。

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コメント

あなたの掘り出し物を見つける才能、凄いですね。スカート今度見せて下さい。

投稿: 桜と紅葉 | 2011年11月15日 (火) 23時10分

犬は歩けば棒にあたり、おばちゃんは歩けばスカートに当たる・・・
これだからご近所のフリーマーケット巡りがやめられません。

投稿: カピバラ | 2011年11月16日 (水) 13時28分

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