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2011年2月 8日 (火)

渋谷区松濤 戸栗美術館~下北沢

2月5日の土曜日、朝早くから野暮用に駆り出されましたが、用が済んでほっと一息。

家へ帰って寝なおそうか、いや折角の休日それはもったいない、としばし脳内格闘いたしまして、そのまま都心方面へお出かけしました。

4時にはまた野暮用で戻っていなければならないので、灰かぶり姫シンデレラならぬ砂かぶり姫気分です。

9時14分に歩き始めて京王井の頭線始発駅の吉祥寺についたのが34分。急行に駆け込み乗車して渋谷に着いたのが54分。

目当ては松濤の高級住宅街にある戸栗美術館です。ここもわたくしのお気に入り美術館です。建物もいいし、展示品も文句なしに一級品ばかりです。

今、『鍋島展 ―献上のうつわ―』をやっています。

鍋島、といったらそれはもう庶民には手の出しがたい高級品ばかりです。せめて目くらい保養させませう。

いつもは井の頭線各駅停車の「神泉駅」から歩いていきます。徒歩5分くらいです。今回は渋谷駅から15分歩くことにしました。案内にも両方のルートが乗っています。

道玄坂から文化村通りにゆき東急本店の横を抜け・・・ なんだ案外近いです。

途中に都知事公邸(旧都知事公館)↓があります。ご存知、現石原都知事は一度も入居せず、では売ってしまおう、ということになりましたが(2008年)、いまだに買い手がつかず空き家のままだそうです。

写真のせいで小さく見えますが、結構な面積があります。左側にはお稲荷様。

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大山稲荷神社だそうです。

ご祭神は「宇迦之御魂神:生産の神/五穀豊穣の神」で総本社は「伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区)」だそうです。(神社ポータル&コミュニティ神社人から)

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左端のゴミ箱が無粋ですが仕方ない。

その先には「観世能楽堂」があります。

おおっ、ここにつながるのですか。以前やみくもに歩いて右端の歩道を奥から手前側に来たことがあります。

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で、能楽堂に向って左に折れるとまもなく「戸栗美術館」です。

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重厚な入口の脇。

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開館早々だったので、しばらく貸切状態で楽しませていただきました。

が好事魔多し、やがて中年の二人が入ってきまして、連れの女性に解説をするのですが男の方の声がでかいこと。温厚なわたくしが思わず(うるさいわい!)と心の中で洩らすほど。(小心者なので実際に声が出ません。)

ホステスさんとお客さん?かな。

そばでひっきりなしに喋られると気が散るので、順番を飛ばして別室を先に見たりしていましたら、館内放送あり。他のお客様に迷惑にならないようにお気をつけ下さい、というような内容でした。ほかにもこの声高なおしゃべりに耐えかねた人がいたようです。

満足しておいとましました。

このあたり一体は「超」高級住宅街です。「シェ・松尾 松濤レストラン」もすぐ近くにあります。

のこのこ歩いていたら、お店の前でボーイさん(ギャルソン)に、「こんにちわ!」と明るく挨拶されてしまいました。

たまに食べにくるご近所さんかと思ったのでしょうか、あいにくとただの通りすがりのおばちゃんです。あいすみません。

松濤中学校の外壁。公立中学校といえども場所柄高級そう・・・

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で、松濤にもこんな物件↓が。

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なんともいい雰囲気ですなあ。

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で、ここで、どちら方面へ行こうか迷いました。

出かけてきた時には、松濤から駒場方面に歩いて、旧前田侯爵邸を見学して、駒場東大前駅から帰ろう、と思っていたのですが、旧前田侯爵邸には既に2度ほど上がりこんでいます。実によい雰囲気なので何度あがりこんでもいいのですが、ちょっと変わった気分にもなりたい・・・

と、代々木上原方面へ向うことに。とりあえず目標はないのですが、代々木上原も高級住宅街です。きょろきょろ、と挙動不審をやりながら、渋谷区の地域バス「ハチ公バス」とすれちがったり、道を間違えたり・・・

途中で風景がつまらなくなってしまいました。代々木上原駅から電車で帰っちゃおうか。

という時に、前方になにやら塔がみえました。地図を確認すると、ほほう面白そうなものが。それっと早足で向かいます。その途中にこんなものが。

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古賀政男先生の音楽博物館です。楽器抱えた人と多くすれ違う気がしたのはこのためでしょうか。とりあえずパス。

高架下をくぐって、塔の正体が見えてきました。

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東京ジャーミー・トルコ文化センターです。

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うわあ、すげー、と野次馬的に驚きまくり、一旦は通り過ぎようとしましたが、どうにもこうにも気になって案内を見ると、一般人の見学可ではありませぬか。

では、とこそこそと入らせていただきました。うーむ、すばらしい。戸栗美術館にあったようなお皿もいっぱい並んでました。うーむ。

なにやら厳粛な雰囲気が気になり、そっと退出しようと思いましたら、さっきは開いていた入口が閉じられていました。閉じ込められちゃった、のではなく、礼拝が始まるのらしいです。外の案内にも礼拝中は2階からお入り下さい、とありました。

そっと扉を開けて出てみると、扉外の2段ほどの階段が濡れていました。先ほど、2階への階段に水をまいているのを見ましたが、あれはきっと清めていたのですね。

せっかく清めた階段を罰当たり異教徒が汚して申し訳ありません、と心の中で詫びながらの退出でした。

↓上の写真の左下の水道。

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で、その先はくねくね曲がる道をあっちこっちどっちと迷いながら歩きました。ここはどこ~、という気分なのですが、電柱の町名表示をみると「北沢三丁目」でした。

↓ここにも「昭和」の物件が。昔のそのまた昔の野っ原の中の木造建築だった頃が目に浮かんでくるような光景です。

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お店にぴたり張り付くこちらは何の神様でしよう。マンジ(卍)マークが見えます。仏教系でしょう、とは思うのですが、右の石にご注目を。

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ミツバチ模様というか、虎皮パンツ模様というか、警戒色というか、黄色と黒のシマシマ。

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わからんついでに、これも↓。

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街角のゲージツです。ピンクとクリームの配色がラブリー(という問題ではないな)

この辺でくたびれてきて、下北沢の駅からさっさと帰りました。

なお、この日東京は震度4の地震がありました。丁度戸栗美術館にいるときでしたが、ドスンときました。わっ、地震と思ったのですが、誰も騒がなかったので気のせいと思うことにしました。

仮に大きな地震だとしても、美術館の建物が崩壊するくらいの規模ならどこにいても無事では済みませぬもの。そのドスンの前に、美術館のある小部屋の展示のガラスがカタカタいってました。空調のせいかと思っていたのですが、あれは地震の前ぶれだったのですね。だって以前にその部屋に入ったときにはガラスが鳴ったりはしませんでしたもの。

砂かぶり姫のお出かけ、これにておしまい。

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