« なんだか忙しい・・・ | トップページ | 秋、カボチャ来たりて »

2010年9月24日 (金)

むかし読んだ本

おとといの気温33℃の後に、23℃と冷え込んだ昨日が来て、本日はまた一段と冷気がしみわたる19℃。

夏の暑さも異常でしたが、暑さ寒さも彼岸までの彼岸の切り替わり方も異常ではありませんか。季節の移ろいの心積もりはともかく、体の準備ができておりませんで、じっと座って仕事していると寒くてたまりません。

それはさておき。

ジブリのアニメ「借りぐらしのアリエッティ」のTVコマーシャルを見た時、昔読んだ本とよく似た話だなあ、と思いました。

その本の中の、人間にみつからないよう床下に暮らす小人たちの、ちまちまこまこました工夫だらけの日常生活が楽しそうで、自分が小人だったら、あれをああしてこれをこう使って・・・と夢想に耽ったものでした。

似ているはずでした。その本のアニメ化でした。

メアリー・ノートン「床下の小人たち」です。シリーズもので「野に出た小人たち」以下5まで続きますが、読んだのは「野に出た小人たち」までです。もう半世紀も前のこと・・・(いけねトシがばれる)

懐かしいなあ、と思いはじめたら次々と小学校の図書室で借りて読んだ本を思い出しました。

モルナール・フェレンツ(ハンガリー)の「パール街の少年たち」。
大好きでした。子供たちが徒党を組んで空き地を巡って繰り広げる攻防戦は、違う時代の違う国の話とも思えず、裏切りや忠誠、統率者の思慮深い思いやりに親しく共鳴し、あるいは尊敬と憧れの念を持って共感したものです。

数十年前に読んだきりですが、今回地元の図書館で借りてきて再読したら、結構覚えていました。パテを噛む当番のことも、名前を小文字で書かれる屈辱も、教室の通路に丸めた紙を転がして連絡することも・・ チビのネメチェクが芯の通った強い少年だったことも、そのネメチェクの悲しい最後も・・・

図書館にあったのは「パール街の少年団」でした。題名の記憶違いかなと思いましたが、ネット検索すると確かに「パール街の少年たち」(少年少女世界文学全集)は存在していますし、多くの人に読まれているようです。今回の少々ごつい感じの訳とは文章の印象が少々違っていたような気が・・・

ハンガリーの人名が日本語と同じ、姓が先、名が後、ということを知ったのは「パール街の少年たち」を読んだときでした。モルナール・フェレンツは「モルナールさんちのフェレンツ君」です。「パール街の少年団」では、「西欧ふう」に作者フェレンツ・モルナールと表記されていました。

こちらの方々のブログに記載があります。

http://column.slowstandard.com/2006/07/post_49.html

http://www.shinchosha.co.jp/shinsho/henshucho/2003/200306.html

ついでに思い出して借りてきたのが、ドラ・ド・ヨング(オランダ)「あらしの前」「あらしのあと」。まだ借りただけで読んでません。第二次世界大戦前後の子供たちの話です。「あらし」は戦争のことです。こちらは具体的な内容は覚えておらず、とても感銘を受けた、ということのみ覚えています。

で、この調子で子供時代を思い出しているとキリがありませんので、大人になってからの話。

人性の節目、というのがわたくしの人生にもン十年前にやってきました。あれもこれもそれも一遍に重なって、この先大貧乏が目に見えているというとき、下母澤寛の貧乏物語を読みました。北海道から夜逃げ同然で家族を引き連れて東京にきたものの、当てにしていた会社がインチキ会社で、先輩社員は連日達筆で借金申込の手紙を書いている・・・

人間、ここまでお金が無くても生きていけるんだ、と妙に元気づけられてしまって、若き日のわたくしは無謀な人生のワンステップを踏み出したのでした。

もう一度読みたいと思い検索をすると出てこない。題名が「貧乏物語」だったような気がしましたが、河上肇と大河内一男しか出てこない。しばらく脳味噌をかき回して、銀座の話だった、ヘラジカ翁という先輩社員がいた(達筆で借金の無心をする男)・・・と徐々に思い出し、一丁目か二丁目か角の話だった、でついに「二丁目の角の物語」発掘。

地元図書館で借りて読んだはずだったのに、図書館で「子母沢寛」検索で見つけられなかったのは、当時の単行本が廃棄処分されて全集しか置いてなかったためでした。

ネット検索でみつけた単行本の表紙。

100924kado

「二丁目の角の物語」については、こちらの方々のブログに解説があります。

http://cafegent.exblog.jp/2953282/

http://plaza.rakuten.co.jp/toots/diary/200801190000/

で、目下悩んでいるのが、次のうろ覚えの本。いくら探してもでてきません。内容は、実の母親に遊郭に売られた少女の回想。「遊郭に売られた」は「芸者に売られた」かもしれません。遊郭を「板橋宿」と覚えているのは別の話とごっちゃになっているかも。そこへ、娘を売り飛ばした母親が「娼妓になりたい」と乗り込んできます。売れっ子になった母親は、しかしまもなく妊娠してお茶を引く毎日を送ったあと、座敷で子を産み落として語りぐさ(笑い者?)になり・・・

と、ここで浮かぶのが、有吉佐和子の香華です。確かに話がそっくり。でも、有吉佐和子を読んだ覚えがありません。うろ覚えながら、どこかの女性誌の読者手記をまとめた本だったような気も・・・

一度、香華を読んでみましょうか。勘違いかどうかわかるかも。岡田茉莉子主演の映画「香華」が長時間大作なので恐れをなしているんですけど。

|

« なんだか忙しい・・・ | トップページ | 秋、カボチャ来たりて »

文系(本とか)」カテゴリの記事

コメント

「パール街の少年たち」私も大好きでした。

投稿: te | 2010年9月24日 (金) 22時48分

こんばんは
本の表紙画像お借りしました。

投稿: stantsiya_iriya | 2014年3月25日 (火) 21時20分

stantsiya_iriyaさん こんにちは。
画像はワタシのオリジナルではありません。
(゚ー゚;
文中に書きましたように、ネットからお借りしたのですが、引用元を書いておくのを忘れまして、今となっては探せませぬ。
ということをご了解下さいまし。

投稿: マイマイ | 2014年3月26日 (水) 13時25分

teさん こんにちは。
4年前のコメントに今頃気づきました。
\(;゚∇゚)/
 
子ども時代に読んだ本は結構覚えているものですね。

投稿: マイマイ | 2014年3月26日 (水) 13時27分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/525834/49548635

この記事へのトラックバック一覧です: むかし読んだ本:

« なんだか忙しい・・・ | トップページ | 秋、カボチャ来たりて »