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2009年11月27日 (金)

究極の箱

葬儀及びその後の法事の仕方には様々な地方ルールがあります。ですので「変だ!」とは思っても口に出してはいけません。

生まれ育った土地より東京暮らしの方がはるかに長いわたくしも、5年前には、

「えっ! 先に出棺してお骨にしてそれから通夜、告別式なの?」

と驚きましたが、さすがは2回目(感心するようなことではありませんが)、慣れたもので、その場返しという香典返しスタイルに動ずるもことなく、つつがなく葬儀を終え、そして先日四十九日を終えました。

実家辺りでは、四十九日に納骨が普通らしいです。

ですので、5年前のじい様逝去の際新築したお墓のカロート(どんな字を書くのかと思ったら「屍櫃」だそうです。「からひつ」とも。お墓の下の納骨室)の扉をガラガラ開けて、ばあ様のお骨の入った骨壷をじい様の隣に置きました。

新しいお墓には以前のご先祖様のお骨は入っていません。5年前のじい様の葬式が我が家では実に50年振りの葬式だったのです。以前は土葬が普通でしたから、だいぶ前の墓地改修の際には皆様既に土に帰られていたようであります。

また、カロートに骨壷ごと入れるか、壷から出して床にまくかも地方ルールがあるらしいです。実家地方ルールでは、壷ごと納めます。

実家の祭壇に大事に飾って日々お線香上げてお供えしてきたお骨一式は、まず白い布をほどかれ桐箱から出されてから奥に押し込まれました。なんまんだぶなんまんだぶ・・・(お経、違います)

で、納骨の儀お終い、だったのですが、壷を包んでいた布はどうする? 墓地の片隅のゴミ捨て場へ、だそうです。桐箱はどうする? やはりゴミ捨て場へ・・・

あれ、持って帰っちゃダメですか。だって桐の箱ですよ。銀糸の布張りだし、物入れにも大きさ丁度いいし、腰掛にも踏み台にもなりそうだし・・・

ダメでしょうね。持って帰るとは言えませんでした。そんなこと考える人、他には居ないでしょうね。けど、もったいないなあ、あんないい箱を・・・

ところで、「スペース的にあと骨壷二つくらいはOK」というのはカロートを開けるという力仕事を請け負ったきょうだいの弁です。誰の話をしとるんじゃ。

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コメント

いやあ、その場合、箱はとってくるべきでしょう〜(笑)

投稿: な | 2009年11月27日 (金) 17時23分

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