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2009年3月25日 (水)

大都市の裏側には

先々週のことですが、美術館の券がありましたので、ついでに都心散歩をいたしました。

手始めに、渋谷駅から高級住宅地松涛の美術館へえっちらおっちら。東京のはずれに住むわたくしにとっては、渋谷駅はいつ行っても方向が不明な魔界です。迷うことを前提に歩き始めたものの、目ざす美術館はいずこぞ?

幸いなことに太陽がでていましたので、自分の影を見ながら方向修正を重ね、おお、ここは前回美術館をでてから辿ったところだぞ、という場所に出ました。この前の逆を行けばいい。

とはいえ、なるべくなら違う道を通りたい、と一本それたばっかりに、ここはどこ?わたしは方向オンチのおばさんョ状態になりまして、おお、みれば警備の警察官が立っているではありませんか。

そういえば前回もあちこちに警察官が立っていて、何事ぞと思っていたのですが、ついでだ、聞いちゃえ。

「警備の方が一杯ですけれど、何かあるんですか」

聞いて驚け、ひえええ、警視庁総監の御宅だそうです。

「失礼しました」

ところで美術館に行きたいんですが、とお聞きすると、若い警察官が丁寧に教えて下さいました。近頃の若者はおばちゃんに優しいのですね。

ちょっと先に行って警察官を見つけて、また聞くわたくし。若者との会話に飢えてるのかしらん。日頃話すのはばあ様とじい様だけですもん・・・

(中略)

美術館を出た後は恵比寿の写真美術館を目指してえっちらおっちら。ラブホテル街の神泉駅を抜け、青葉台から代官山へ。途中、西郷山公園だのに出くわして坂を上ったり下りたり。

ここが有名なヒルサイドテラスのカフェですか、でもみちっぱたでお茶する趣味ないとオープンカフェを通りすぎ、恵比寿方向へ、と言う時に、ちょいと待った、この屋根瓦はなんだ古びた雰囲気はなんだ、とヒルサイドテラスの裏側に目が釘付け。

あっちへ行きたい、と見当をつけてとことこ向った先には「重要文化財 旧朝倉家住宅」。

入場料100円。入るです。

「旧朝倉家住宅は、東京府議会議長や渋谷区議会議長を歴任した朝倉虎治郎氏によって、大正8年に建てられました。
大正ロマンの趣のある2階建ての建物内と回遊式庭園を見学することができます。」

だそうです。その通りでした。

結構見学客が多くて、わたくしのすこし前には若い女性の二人連れ。二人の会話を黙って聞いていましたが、これが面白い。自分の生れる前のことは大昔で、昭和30年頃なんぞは、日本人はみな着物着て髪を結って籠に乗って移動してたみたいな感覚。襖絵を見て、

「すごい細かくてきれい。印刷じゃ無理そうですね。手仕事みたい。こういう仕事をする職人さんがいたんでしょうか。」

おいおい、襖の絵の脇に銘が入ってるでしょう。れっきとした美術品でありますぞよ。

他に、わたくしのうしろに、5人連れのおばちゃん。来たのは、初めてではないみたいです。こっちのコメントは年の功だけあって適切ですけど、よく喋ります。

が、喋るだけならまだいい。

廊下でがらがら音がします。これ、おばちゃん達、触っちゃいけない開けちゃいけない入っちゃいけない、と張り紙のあるところを開けるんじゃありません・・・若いものにしめしがつかんぞよ。

大都会のおしゃれなビルの裏側にはこんなんが健在です。

090325asakurake

朝倉家の蔵。蔵の裏はヒルサイドテラス。

090325sarugaku

ヒルサイドテラスの中には「猿楽神社」
賽銭をあげてお参りしました。10円の積りだったのに、銀色のコインが賽銭箱にすいこまれていきました。
お釣りくれっ。

090325yokogawa

こちらは、澁谷ではなく、地元の大企業「横河電機」構内の赤い鳥居。
お稲荷さんかなあ・・・

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